「今のサーバーが遅い」「もっとコスパのいいサーバーに変えたい」「無料ブログからWordPressに移行したい」。ブログを続けていると、サーバーの引っ越しを検討するタイミングが訪れます。
ただ、ブログの引っ越しは手順を間違えるとデータが消えたり、SEO評価がリセットされたりするリスクがあります。慎重に進める必要があるからこそ、正しい手順を知っておくことが大切です。
この記事では、WordPressブログのサーバー移行手順を初心者にもわかりやすく解説します。プラグインを使った簡単な方法から、移行後に確認すべきポイントまで網羅しているので、安心して引っ越し作業を進められます。

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ブログの引っ越しが必要になるケース
サーバー移行を検討するのは、主に以下のようなケースです。
- サイトの表示速度が遅くなった(アクセス増加やサーバースペック不足)
- 料金の安いサーバーに乗り換えたい
- サポート対応に不満がある
- 無料ブログからWordPress(独自ドメイン)に移行したい
- サーバー会社がサービス終了を発表した
いずれのケースでも、事前準備と正しい手順を踏めば、ブログの記事やSEO評価を維持したまま引っ越しができます。
引っ越し前に準備すること
- 現サイトの完全バックアップを取る(UpdraftPlus等)
- 新サーバーを契約し、ドメインを設定する
- 移行先サーバーのPHPバージョンとWordPressの互換性を確認する
- メールアドレスがサーバーに紐づいている場合は、メールの移行計画も立てる
- 移行作業中はブログの更新を控える(データの不整合を防ぐため)
特にバックアップは最優先で取っておくこと。万が一移行に失敗しても、バックアップがあれば元に戻せます。
方法1:プラグインを使った簡単移行
初心者におすすめなのは、プラグインを使った移行方法です。「All-in-One WP Migration」が定番で、専門知識がなくても直感的に操作できます。
手順
- 旧サーバーのWordPressに「All-in-One WP Migration」をインストール・有効化
- 「エクスポート」メニューからデータをエクスポート(ファイルとしてダウンロード)
- 新サーバーにWordPressをインストールし、同じプラグインを有効化
- 「インポート」メニューからエクスポートしたファイルをアップロード
- インポート完了後、パーマリンク設定を保存し直す
- 無料版にはインポートファイルのサイズ制限があります(記事執筆時点で512MB程度)
- サイズが大きい場合は、有料の「Unlimited Extension」を購入するか、手動での移行を検討してください
- 移行後は旧サーバーのデータを一定期間残しておくと、問題発生時のリカバリーに役立ちます

方法2:レンタルサーバーの移行機能を使う
エックスサーバーやConoHa WINGなどの主要サーバーでは、他社サーバーからの「かんたん移行」機能を提供しています。
エックスサーバーの「WordPress簡単移行」では、旧サイトのURL・ユーザー名・パスワードを入力するだけで、データベースとファイルをまとめて移行してくれます。ConoHa WINGにも同様の「WordPressかんたん移行」機能があります。
サーバー提供の移行機能は、プラグインよりも安定性が高いことが多いです。移行先のサーバーにこの機能があるなら、積極的に活用しましょう。
方法3:手動でのサーバー移行
プラグインやサーバー機能が使えない場合は、手動で移行する方法もあります。手順は以下の通りです。
- 旧サーバーからFTPでファイルをすべてダウンロード
- 旧サーバーのphpMyAdminからデータベースをエクスポート(SQLファイル)
- 新サーバーにFTPでファイルをアップロード
- 新サーバーのphpMyAdminでデータベースをインポート
- wp-config.phpのデータベース接続情報を新サーバーに合わせて修正
手動移行はFTPやデータベースの知識が必要ですが、ファイルサイズの制限がないため大規模サイトの移行にも対応できます。
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DNS切り替えと動作確認
新サーバーへのデータ移行が完了したら、ドメインのDNS(ネームサーバー)を新サーバーに切り替えます。
- DNS切り替え後、世界中に反映されるまで最大48〜72時間かかることがある
- 切り替え中は旧サーバーと新サーバーの両方にアクセスが分散するため、この間は記事の更新を控える
- hostsファイルを編集すれば、DNS切り替え前に新サーバーでの表示を確認できる
- SSL証明書の再発行を忘れずに行う(新サーバーで無料SSLを設定する)

引っ越し後に確認すべきこと
サーバー移行が完了したら、以下の項目を確認してください。
- トップページ・各記事ページが正常に表示されるか
- 画像がすべて表示されているか(リンク切れがないか)
- 管理画面にログインできるか
- パーマリンクが正しく機能しているか(404エラーが出ていないか)
- SSL化(HTTPS)が有効になっているか
- お問い合わせフォームが動作するか
- Google Search Consoleでインデックス状況を確認する
無料ブログからWordPressへの移行
はてなブログやAmebaブログなどの無料ブログからWordPressに移行する場合は、記事データのエクスポート・インポートに加えて、以下の対応が必要です。
- 旧URLからの301リダイレクト設定(SEO評価を引き継ぐために重要)
- 画像ファイルの移行(無料ブログのサーバーに画像が残っている場合は手動でダウンロードが必要)
- 記事内のリンク修正(旧ブログのURL→新ブログのURLに変更)
- デザイン・レイアウトの再構築
無料ブログからの移行は手順が多いですが、独自ドメインでのWordPress運営は収益化やSEOの面で大きなメリットがあります。長期的に考えれば、早めに移行しておくのがおすすめです。
よくある質問(Q&A)
Q. 引っ越しでSEOの順位は下がる?
同じドメインでサーバーだけ変更する場合、基本的にSEO順位への影響はほとんどありません。ただし、移行中にサイトがダウンしている時間が長いと一時的に影響が出る可能性があるため、できるだけダウンタイムを短くしましょう。
Q. ドメインも変える場合はどうする?
ドメインを変更する場合は、旧ドメインから新ドメインへの301リダイレクトを設定することで、SEO評価をある程度引き継げます。Google Search Consoleの「アドレス変更」ツールも活用しましょう。
Q. 引っ越し中にブログが見られなくなる?
DNS切り替え方式であれば、旧サーバーが稼働している間は表示され続けるため、完全にアクセスできない時間は最小限に抑えられます。ただし、DNS浸透中に新旧サーバーが混在する期間が生じます。

まとめ
ブログの引っ越しは、正しい手順を踏めば初心者でも十分に対応できます。重要なポイントを振り返りましょう。
- 引っ越し前に完全なバックアップを取る
- プラグイン(All-in-One WP Migration等)やサーバーの移行機能を活用する
- 移行後はサイト全体の動作確認とSSLの再設定を忘れない
サーバーの引っ越しは面倒に感じるかもしれませんが、表示速度の改善やコスト削減につながるメリットがあります。この記事を参考に、安全に引っ越しを完了させてください。
参考リンク:エックスサーバー – WordPress簡単移行、All-in-One WP Migration(WordPress.org)、さくらインターネット – WordPress移行ガイド
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